医療/救急施設・介護老人保健施設(老健)・多機能型居宅介護施設・障がい福祉サービス施設等をご提供する、医療法人幕内会

医療法人幕内会 山王台病院

高度先進医療

脳ドック

当院では、3テスラとして最も高性能で日本でも数台のフィリップ社製「Ingenia」を使用しております。

なぜ「脳ドック」が必要か?

~脳梗塞について~
今日、日本は世界でも類をみない長寿国となり、今やまさに超高齢化社会をむかえております。その結果、脳卒中による死亡率は絶えず上位を占めるようになりました。脳卒中とは、脳の血管が切れたり、詰まったりする病気ですが、最近ではほとんどが血管が詰まる脳梗塞が主体となりました。健康に自信のある方でも、突然発症して命を落としたり、言語や手足が不自由になるなどの後遺症が発生する場合もあります。そのため、MRIで脳の血管を詳細に映し出したり、「隠れ」脳梗塞などを早期発見する必要があります。

~萎縮性変病~
最近では、脳萎縮を客観的な数値として評価するVSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)を導入し、認知症の早期発見に大変有用となっております。 当院では、最新のMRIとVSRADを併用することにより、より多くの情報を得る事ができます。発病前に検査を受け、適切な治療を受ければ、「認知症」予防が可能なのです。

~まとめ~
当院では脳神経専門医によって脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、脳血管性認知症、また、アルツハイマー型認知症のような脳萎縮性病変などを早期発見し、皆様が健やかに、楽しく明るい生活を送れるように願って「脳ドック」をはじめております。「脳」についてご心配な方は、この機会にぜひ「脳ドック」をお受けになることをお勧めいたします。

「脳ドック」で見つかる可能性のある病気
  • 脳動脈硬化・脳動脈瘤・脳動静脈奇形
  • 脳梗塞・脳出血
  • アルツハイマーなどの認知症(脳萎縮性病変)
  • 脳腫瘍
  • その他、変性脳疾患
こんな症状があったら危険信号!

●頭痛や頭重感が続く ●手の指が震え、字が書きにくい
●めまい、耳鳴りや立ちくらみが多い ●箸が上手に使えない
●ものが2重に見える ●頚や肩が凝る
●視野が時々狭くなる ●歩くのによろける、転びやすくなった
●目の前が真っ白または真っ黒になったことがある
●気が遠くなったり、意識がなくなったことがある
●話しにくい(舌がもつれる)
●口の周囲や手足の「しびれ」がある
●物忘れが激しくなった

これらの症状が短時間続いて消失するような場合には、一過性の脳虚血発作の可能性があり、この時期にきちんとした治療を行えば、発症を抑制することが可能です。