医療/救急施設・介護老人保健施設(老健)・多機能型居宅介護施設・障がい福祉サービス施設等をご提供する、医療法人幕内会

医療法人幕内会 山王台病院

高度先進医療

乳腺外来

当院は日本乳癌学会に加入しており、茨城県乳癌検診登録検診機関、乳癌検診登録精密検査医療機関となっております。また、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会の画像認定施設であり、同委員会より認定を受けた読影医2名が勤務しています。さらに、同委員会が認定するマンモグラフィー撮影認定診療放射線技師3名、茨城県乳房超音波検診医師・技師が4名常勤しています。

乳腺領域の検査

マンモグラフィー/女性スタッフが撮影致します。
乳腺超音波検査 /女性スタッフが検査致します.

組織検査 ●穿刺吸引細胞診・分泌物細胞診 ●吸引式針生検(乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術) ●手術生検
その他 血液検査、CT、MRIの検査なども必要に応じて行ないます。

吸引式針生検(乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術)

■どんな検査か?

現在、乳癌治療の方針は
①従来通りの手術でよい乳癌(約7割)、
②手術の前に抗がん剤の投与(化学療法)を行った方がよい乳癌(約3割)
の2つがあります。 この見極めを行うのが、組織の一部を採取して、顕微鏡で観察する病理組織検査です。病理組織検査では病変が癌(悪性)か癌ではないか(良性)を決定するだけではなく、もし癌であった 場合には免疫染色を行うことにより、その悪性度(転移や再発をしやすいか否か、癌細胞の分裂能や増殖能が高いか否か)を評価する事ができます。悪性度が高いと判断された場合には、術前抗がん剤投与となります。

数年前までは画像診断『MMG(マンモグラフィー)、US(超音波検査)』を行った後、 細胞診(しこりに針を刺して個々の細胞の顔つきを診る検査)を施行するのが主流でしたが、これでは悪性度の評価ができません。そこで現在では乳がんの診断をする際には必ず病理組織検査(=生検=組織診)を施行しています。
吸引式針生検にはMMGを利用した(ST-VAB)とUSを利用したもの(US-VAB)とがあります。ST-VABはMMGにて認められた石灰化病巣を対象とし、US-VABはUSで確認できる病変を対象とします。

当院では 2018年5月より両者のVABが可能となりました。現在、茨城県内で両方のVABが施行ができる医療機関は10数施設のみです。この度、当院に導入されたST-VABは国内初の最新式の機種(断層撮影トモシンセサスのうつ伏せで行うタイプ/2018年12月末現在、国内では3施設のみ)で、乳房のどこに病変が存在しても乳房圧迫時の厚みが25mm以上あれば検査可能です。 VAB全体をみましても、2018年12月末までに930例施行しており、県内でもトップクラスの症例数です。

■乳房生検比較

  吸引式針生検 外科的生検
傷跡 0.3〜0.4cm 3cm程度
縫合 不要 必要
痛み ほとんどしない 場合によりあり
乳房の変形 なし 場合によりあり
入院 不要 場合により必要

乳がん検診

■石岡市の場合

石岡市に居住し、受診する年度において30歳以上の女性が対象。
詳細はこちらをご覧ください。

当院も乳がん検診の指定医療機関になっております。
検診の御予約は山王台病院外来受付、お電話にて承っております。

女性特有のがん検診推進事業(無料クーポンについて)

医療機関検診

満41歳:問診・マンモグラフィ2方向撮影
以上の年齢で過去5年間乳がん検診未受診の方

詳細は、下記へお問い合わせください。

石岡市
石岡保健センター 成人保健担当
〒315-0027 石岡市杉並2-1-1
電話 0299-24-1386
小美玉市
四季健康相談センター
〒319-0132 小美玉市部室1106
電話 0299-48-0221
かすみがうら市
霞ヶ浦保健センター
〒300-0134 かすみがうら市深谷3671-2
電話 029-898-2312
鉾田市
鉾田市健康増進課
電話 0291-33-3691
笠間市
笠間市健康増進課
電話 0296-77-1101
常陸太田市
健康づくり推進課
電話 0294-73-1212
行方市
健康増進課
電話 0291-34-6200
土浦市
健康増進課
電話 029-826-3471